Countは良かった。仙台は美味しいまち。

予定通り仙台に出張した。
昼間の被災地視察では、心痛むものがあったが、仙台を訪問するのは
またとない機会。凹んでばかりいられない。


主張前のネット調査で、
Count KELLY ADLIBの三軒を候補に挙げた。
視察のメンバーによる宴会を終え、いざ夜の仙台市内へ。



Count
ALTECのA5があるというCountからスタート。


大型のスピーカーに比べ店の広さはアンバランスと言えるくらい小さい。
そもそもA5は劇場用SPなのだから。


席は、数えてみると22席。
しかし、22名も入ると隣の人同士ばぴっちり身体がひっついてしまうので、
まぁ、15人も入ると満員、という感じのお店。

いかにもサラリーマン風の先客2人+1人がおられ、マスターを交えて和やかに談笑されている。
自然体でこの店を楽しまれておられるご様子、いい雰囲気だ。
肝心の音の話に戻すならば、
すなわち、会話が出来るぎりぎりの大きさの音である。

このたぐいの振動板が軽いSPからはもっともっと
スピード感が出るはずなのだが・・・
鮮度もねぇ・・・端子でも磨けば良くなるのかなぁ。

音の話はここまでである。


良い音ならば、マスターにお話をうかがうところだが、
このCount、
これ以上の情報を仕入れる気にはならなかった。




KELLY
ちょっと迷ったが・・・・テナントビルの中にその店はあった。

マスターと、2人だったので、
店内の写真は無しである。
御本尊様はJBL4311A。
なめらかな音で鳴っていた。


で、本日の予定、最後の店、



ADLIB


KELLYのマスターによれば、
彼はこのお店ADLIBの前身SWINGでアルバイトしておられたらしい。


残念なことに、休みであった。


他所の音のこと、書くの止めた。


私の原点は、奈良県橿原市の「山」にある。
知る人は少ないと思う。


が、今まで私が渡り歩いた中で、
この「山」に勝ると断言できるシステムは
Basieしか無いというのは、
どういうことか?


お金持ちはカシコイので、私のような良い音探しは
ある程度のところで見切りを付け、
自宅にオーディオルームを作り
自宅で良い音を追求される方ばかりなのか?


しかし、大枚を叩いて購入したシステム、
自分の聴いている音が、果たして良い音なのかどうか、
ふと不安になり、そんな時リファレンスとなるような音を求め、
この類の店を探検する、そんな人はもっといていいはず。


震災後にBasieの菅原さんは、被災したご自身のシステムを直ぐに
元に戻す必要はない、というような事を言われた、らしい。(どっかで読んだ)


なぜなら新幹線で来る客が多いので、新幹線が動くまで
焦る必要はないとの事だった。


東京より東のお金持ちは、リファレンスとして新幹線に乗り、Basieを聴くのだろうか?



美味しいまち、仙台


洋風立呑 イナトーラ



気をとり直して、この夜の最後の1件、
立呑ではなく南欧バールらしい。
夜の街でおっさんがカメラを構えているのは絵にならないので
写真は無いのだが、
店はけっこう混み合っている。

スパークリングワインとパテを注文した。
パテはこの大きさで620円、安い。

この店のおかげで、気持ちよく仙台の一夜を締めくくる事ができた、
そんな気分になれてよかった。