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神奈川県内の某所に出張である。
東京方面の出張では飛行機の使用が許されておらず、
新幹線が本数的に飛行機に比べると圧倒的に便利であるため、
ついつい寄り道をせずに新幹線に飛び乗ってしまう。
昨日、横浜のJAZZ喫茶について調査したところ、
"ちぐさ"という超有名なお店がある事が判った。
"超"なので、寄ってみる事にした。
桜木町で降りてちぐさに向かう途中DOWN BEETというお店が
100mと離れずあったので、このお店にもついでに寄ってみた。
ちぐさ
はっきり言って、あまり良い外観ではない。
かなりレトロな感じが出ている。
このお店、
日本で最古のJAZZ喫茶らしい。SPレコードの時代からあるという、
店主がお亡くなりになった後、有志で再起したお店らしい。
座席数はかなり少ない。20席くらいか?
壁にはたくさんのLPレコード、JAZZ GIANTSの写真が飾られている。
JAZZ喫茶の雰囲気満点!
オーディオシステムは
ハンドメイドのパワーアンプ、
SPは特注BOXにJBL 130A(これは確実)を低音に、
EVのホーン(という事をネット上で見つけた)を中、高に採用したシステム。
スーパーツイータも付いているのかな?
まぁ、その辺はどうって事ないです。音は大したことありません。
何よりびっくりしたのは
席に着くと、いきなり2冊のレコードリストを
テーブルまで持ってきていただいた事です。
そして十分な音量でJAZZが聴ける事がすばらしい。
メニューは飲み物ONLYで@500円。この割り切り方もすごい。
アテは無いようです。
いやー、また行ってみたい。
なんでか?
JAZZを大事にしているお店っていうか、
温かみのあるお店というか・・・・
初めて行ったのに、郷愁を感じさせるお店です。
若いのにがんばってる長身、細身の店員さん。
ネクタイ+ジャケット+帽子+ステッキという老紳士。
こんな紳士に愛される店。
私の隣のお客は、まだ17時すぎだというのにかなり泥酔されており、
小銭をばら撒いてスタッフの手を煩わせておられた。
DOWN BEET
暗い店内にALTECのA7が置かれています。
それだけ・・・
音はちぐさとどっこいどっこい。
ゴードンのジンをロックで1杯頂戴して出ました。