矢野顕子at Billboard

コンサートホールで畏(かしこ)まって音楽を聴くのは疲れる。


飲み食いしながら音楽を聴けると楽しい。


宮崎で夜中に観たBS NHK矢野顕子の特集が良かったので、
Billboardの会員になって生で聴いてみた。


ここは、私の好きなブルースバーと同様、
テーブルで飲みながら、食べながら音楽が聴ける。


われわれは座席と元々セットだった軽食と、
ベルギービール、生ジュースを頂いたのだが、
隣のテーブル席には50過ぎのおばちゃんがひとりで
フルボトルのシャンパンを抜き、高そうなオードブルをオーダーしていた。
やるなーーーーー。

そして演奏がスタートするや、身体をクネクネさせながらノリ始めた。
場に慣れてる感じーーーーー。

矢野顕子(Vo,P,Key)+Bass+Drumsのトリオ。
大昔、テレビに良く出ていたころの彼女のイメージはポップスだったが、
現在の彼女の音楽は、もっともっと広がりのある音楽であり、
JAZZと呼ぶ方がふさわしい。


その音楽は、たとえが貧相で申し訳ないが
矢野顕子のボーカルが突出するのではなく、
H.ジョーンズ、T.ウイリアムス、R.カーター時代の
グレートジャズトリオみたいに、
3つの楽器と、ボーカルが渾然一体である。
ベースもドラムスも負けていない。


ただし、この音楽、”JAZZ”を標榜すると、お客は入らない・・・

もちろん、Liveはすごく良かった。また来たい。