Raspberry Pi + Volumio + PCM2704


BeagleBoardで遊ぼうとしてなかなかうまくいかず、
放っとらかして、もう5年にもなる。
その言い訳は
プライベートでは土地探し〜新居への引越し、
仕事では鹿児島出張、松江出張、宮崎出張と、
身が休まることのない5年間だったからだ。


時は流れ、BeagleBoard Rev.Cはすでに廃れてしまっている。
(年末の大掃除で捨てました!!!)
6月で3月から4ヶ月続いた宮崎出張も終了。
やっと落ち着いた。


そして、PCオーディオ。
9月に家のPCのうち2台をmicro ITXに交換して省スペース化を図ったが、
ちょっと性能を欲張ってしまい、ファンレスにはできなかった。
1台は電源レスケースとしたが安物の別売り電源が、
もう1台は電源付ケースに付いてきた電源のファンの音が
どちらもけっこううるさい。


静音PCがほしい。→ARMワンボードマイコン
今の流行は・・・・省略するが、とにかく
2014年10月現在、良い音が出るARMベースのワンボードマイコン
Raspberry Pi Type B という事になっているようである。
最新型として B+がすでにリリースされているが
電源がシリーズレギュレータからスイッチングレギュレータになったらしく、
ノイズがどうのこうの・・との事。


比較していないので、私から強く押す事はできないのだが、
まぁ、とりあえず、Type Bを amazon にて購入した。
円安のため、4,300円だった。


使用環境は以下のとおり、


OS+再生ソフト Volumio Ver.1.41
Raspberry Pi Type B(以下 RPと呼ぶ)
VICS社PCM2704(販売終了) 電源は、DAC側で独立
SDカード(16GB,CLASS10 2Gで十分らしい)
ルーターに刺さったネットワークケーブル
RP電源としてのスマホ電源(携帯に付いて来たやつ)
Winodows7 PC これも同時にルーターに接続


RPにCRTを接続しようとすると、HDMIしか受け付けないので
高価なHDMI CRTを導入されていない方にとっては
ちょっと不便だと思うだろうが、
まぁ、接続の必要はない。

5年前のBeagleBoardの場合、ほかのPCからアクセスしようとすると
RS232Cが必要で、当時すでにRS232Cの端子はPCのI/Oパネルには出ておらず、
これを確保するのに苦労した。
ところがRaspberry Pi の Type Bでは、標準で有線のTCP/IPネットワークが使えるのだ。



○実際○
Windows上でVoluno 1.41をダウンロードし、Win32DiskImagerでSDに書き込み。
フォーマットもいらないらしい。(私はやったけど・・・)
DACとネットワークケーブルを接続し、
必ずDACの電源を入れてから、RPの電源を入れる。

WindowsPCのブラウザで、
http://volumioと呪文をとなえると・・・・・・


RPの中のVolumioが見える。
RPにはもう一度書くがディスプレイを接続していない。


WindowsPCには、こんな感じの画面が出てくる。



インストールしただけだと、音楽を聴くソースとしては
ネットワークラジオの一覧しかない。


私のDAC。LとRの信号はタムラのインターステージトランスA-351を
in out逆に使って混合し、c3gで増幅した後、LINEトランス出力(600Ω平衡)。
内部にはPCM2704を置くが、
外部から電圧出力DACのLとRの信号を受けられるようにしてある。



BeagleBoardとは違い、プラグアンドプレイに対応しており、
ネットワークの設定不要。
インストールするだけでOK。


こいつはかなり実用的だと思う。だろう・・・・・まだまだ先がある。
NASの構築。