JAZZ 喫茶 遠音 in 松江

これから3ヶ月ほどの間、松江に出張の機会が多くなる。
この日は台風の接近で大雨警報などが出ていたので、
仕事は昼までで切り上げ、JAZZ喫茶巡礼。

境港で海鮮丼を食べた後、
まずは米子 「遠音」を訪問。
米子は大山が美しく見える街。


このお店の詳細は、お店のHPを参照いただきたい。


   回転シェル+真空管アンプ+フルレンジスピーカー



実に洒落たHP。
そしてお店もなんだか洗練されている。
こざっぱりしているのだ。


ご本尊様はALTECの同軸30cm。
高音用には604系の1インチドライバーではなく
3000Hが内蔵されている。実物を初めて見た。
キャビネットの後面は開放。いいね!


HPによれば、アンプはEL34のPPらしい。


珈琲とシフォンケーキを頂戴した。
ブルーベリージャムが容器に入れられて大量に付いて来た。


シフォンケーキにドバッとかけてしまったのだが、
甘さがくどくない。
実に美味だった。
珈琲も美味しい。淹れるお湯の温度が高すぎないから
この香りが出るのだ。





で、肝心の音は、
もう一つである。


BUNJIN HALLに通じるものがある。


ラジオみたいな音。
立ち上がりに鋭さに欠ける。
低音が十分出ていないのは、後面開放だから仕方ないとして・・・・


この音でこのお金の掛け方はどうだろう。


珈琲はおかわりしたのだが、
1杯目とは味が違う・・・・・不味い。

んーーーーーー.ー

店の造りのセンスは抜群で、
システムのお金の掛け方も半端ではないのだが。(何度も書くな!)

写真を撮るのが恥ずかしかったので、ないのだが、
この喫茶店の蔵書はすごい。
きっとオーナーはお金に不自由された事のない人なんだなぁ。


1950年代からのラジオ技術がズラリと本棚に並ぶ。
無線と実験もかなりある。
音楽、オーディオ関係の単行本も。


また時間のある時訪問し、
じっくりと拝読させていただきたいものだ。

 松江 常乃家

松江は江戸時代の城下町の風情が残る街である。
県庁の近代的なビルが並ぶ一帯に残る路地にこのお店がある。

ご本尊様はJBL4344MK II。
アンプはマッキンだが、肝心の音はさっぱりである。
スピーカーとリスニングポイントが近すぎるし、LRが離れすぎ。

店の造りも、カウンターだけの店なのだが、客のエリアよりも
カウンター内のエリアの方が広いというふざけた店構え。


まぁ・・・・店主の勝手だけど。